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今迄のデパート展示活動を振り返る

最後のデパートのグループ展が終わって、これまでのデパート展示活動を振り返る

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 今月をもって、ぼくが参加させて頂いていた3年間限定のART@JUNGLEという丸山勉先生キュレーションのグループ展の第一弾は解体しました。
 第二弾があるらしいですが、ぼくは不参加です。

 ぼくはこのグループ展の途中からスカウトされて所属したので約2年でした。
 それ以前はEGCというグループ展を企画しているプロデューサーの元でデパートでグループ展を行っていました。
 それも約2年間なので、絵を初めて販売したときから4年が経ちました。
 ずっとデパートのグループ展示が中心でした。
 ART@JUNGLEのデパート展示の2年間は偶然でした。

 それで、なぜデパートでグループ展示をして来たのかというと上記のEGCのデパート展示のプロデューサーに出会ったからです。
 このプロデューサーはネット知って出会いました。



作家活動の始まり                            
 
 作家活動を始める以前の話ですが、
 ぼくはタマビの八王子キャンバスを院に行かず(美大自体行かないで中卒のままで良かった!)、そのまま卒業してから、4年間自宅で制作を続けていただけでした。
 いざ作家活動を始めようと思っても、絵描きとして販売のステージに立ってプロっぽく活動するには全く美大で人脈も作家の友人も助手さんのような先輩作家もコネもツテも作ってこなかったことが、卒業してから作家としてやっていくための情報不足を痛烈に感じました。
 まさに
「どうやって絵描きになれるのだろう。。?」
「ギャラリーって何だろう?皆個展ってやってるけど、どこが良いとかわからないなあ」
という感じで全くの無知でした。
 それもタマビじゃ絵描きとしてのマネジメントを全く教えないので、どうやって活動したら良いかもわからずネットで「画家 生きていくには」みたいな検索をかけていたら、若手をデパート展示でデビューさせるという有料プログラムを行っている記事を見つけました。



デビューがデパートでグループ展示即売から                 
 
 それからネットで見つけた有料プログラム(月8000円)で初めて作品を展示したのがデパートのグループ展でした。
 そのときから展示していても、デパートにお越しに頂いた特に年配の方々のあまりウケは良くなかったです。
 まあ理由はもう言わずもがな。
 どこで展示していても
「これ写真?」
とか
「写真貼ってる?」
とかコラージュしてるの?
とかお客さんが販売員の人に言うセリフが聞こえていました。
しかし技術とは裏腹に売れていく作品は他のメンバーの作品でした。
中でも、どこのデパートでも常に売れてて、僕が出会う前から既に絵描きとしての収入だけで生活していた年下の若い男の子もいました。ちなみに公募団体も無所属でした。
 その代わりと言うか、不思議なことがその子は公募・コンペに出しても落選続きで、さしたる受賞歴もありませんでした。月刊美術のコンペを教えてくれたのもその子でした。
 元々彼が狙ってたコンペだったようで、僕は出品したらたまたま受賞、彼は落選でした。
 他のコンペでもそういうことが起こりました。
「すーさん、俺もうコンクール出さねぇよ。もう自信ないわ(苦笑)」
 そう言っていましたが、絵描きとして生活している彼の方が僕には眩しかったです。(他のメンバーにも副業なしで絵描きの収入だけで生活している年下の結婚間もない若い男性もいました。)



デパート展示のプログラムについて                     

 そのプログラムではデパートがOPEN~CLOSEまで一週間丸々ずっと接客を義務付けられていたので、会場の様子を常に観てきました。
 作家が最も気をつけるべき最重要なことは”価格設定”です。
 基本安ければ一気に売りやすいですけど、まあ会場で売れる売れないを観てきました。
 そしてデパートの中でもちょっとだけクラシック寄りな場所で展示していました。例えば大阪梅田だと阪急でなくて阪神、都内だと西部でなくて東武など。
 それとは関係が無いですが、美術ギャラリーに来られるお客さんは大抵ぼくの作品は素通りでした。今はそのときとは違うと思いたいです(笑)。
 そのときは、どこでやってもそんな感じで一週間毎日MAXフルタイム会場に居ることが本当に苦痛でした(笑)
 普通は会場に居てお客さんの反応など色々良いことが会って楽しいかもしれませんが、ぼくは基本反応されず、空気のような存在になって(エアー君と名付けました)、絶えられなくなり途中で会場から勝手にエアー君は、よく居なくなってどこかに逃亡していました^^;(ホント毎回会場から逃亡していました。)

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この時は黒髪短髪

 年配層のお客さんなのですが、自分の絵には全く関心を示されず目の前で自分以外の人達が売れていく状況。逆に若い人には僕の方が人気です。今迄のコンペのネット投票や受賞審査員の声でそうでした。しかしデパートは年配層がメインです。ぼくのゲームをテーマにしたような作品は無関心のようでした。
 それと先に述べた”価格設定”がデビューしたての自分には適切で無かったことも大きな要因でした(僕はギャラリー所属経験が無いままデパートデビューしたので価格は自らつけたし、その大事な価格設定についてはプログラムでは特に教えられなかったのです)。

 デビューしたての最初の一回目で阪神でやって居た時はあまりに苦痛で、人生で初めて精神科に行って薬を貰ったくらいでした。(精神薬を試したのは、その一回きりです。基本、薬嫌いですから)。薬を飲みながら会場で在廊していました。
 そのときのプロデューサーは今もプロデュースを続けていますが、新しい生徒にアート講座で、
「展示を逃げた○○って男が居るんだよ~」
と、悪い例として語られていると他のメンバーから聞きました(笑。
それについては
「自分が悪いから、仕方ないよ(苦笑)」
と返しました。(はい黒歴史です)
 僕は絵画活動はまだ苦労が多いですね。
 というかまだギャラリーも探して売り込みもしたことが一度も無い、”すー”の個展もしていない時点で実はスタートにも立ってないと思います。
 作家、友人など人から卑下し過ぎと言われたりしますが。
 あと僕は自分のことを
「画家です。」
「絵描きです。」
と言いません。ずっとそう名乗っていません。展示関係の人には便宜上作家とか使うときがありますが、まだ堂々と作家と言えないと思っているからです。
 ですからこのブログのタイトルも「画業を夢みて」ですし、HPにも絵描き志望と名乗っています。やっぱり作家を目指す人はFacebookやツイッター、インスタなど使って発信しないと露出具合に差が出ますね。
 ぼくもSNSは試してみようと思っています。コンテンツは通常と少し違う面白いものも考えていますが。。 当たり前ですがメジャーになるには作品以外の努力が必要ですよね(まだ、やっていませんが^^;)。



これまでを振り返る                            

 とにかくそうやってデパート展示をしてきて、無意味に思ったのが1年を過ぎた頃でした。最終的に2年目で自らデパート展示のプログラムの離脱をプロデューサーに告げました。僕がそのときのメンバーで初離脱者でしたが、その後は男子を中心に離脱していったようです。
 もうデパート展示は辞めようと思っていたからでした。
 それからしばらくコンペを中心に出品するだけの活動をしていました。
 前のメンバーに月刊美術のコンペがあるし、入選したら掲載されるという話を思い出して、入選狙いでダメ元で出品したのが、またデパート展示を始めたキッカケでした。
 月刊美術で受賞して審査員の丸山勉先生にスカウトして頂いたのが「Art@Jungle」でした。
 調べると作家一人一人が大体どこかで受賞していて、既にギャラリー所属で、個人の活動で活躍している若手もそれぞれいましたし、前のプロデューサーの組織とは違って現代美術のイメージが強かったので、これは違うかもと思い承諾を受けて参加してみました。最後の方はクラシックなスタイルのメンバーも何人か増えていましたね。当初は現代美術の作家が多かったのですけど。

 このグループ展を通して僕のことも知ってもらった効果も少しはあったと思います。ですがこれも解体を期にぼくはまた心地の良い独りの自分だけのワールドにまた戻れます。
 僕にとって、他のアートを観ることは純粋さを失うことでもあります。
 知らない方が作品の純度が高まります。無意識に知らずしても必ず影響を受けるものです。
 ぼくは昔から多動性でアイデアは山のように湧き出てくるので、他のアートを観なくてもネタには困りませんし、少なくともアート作品からは干渉を受けない方が良いのです。

 デパートで展示が無ければ普通に貸しギャラリーでまずは個展をしたでしょう。
 それこそ、まず初めに作家として行うべきことだと思います。
 デパート、ギャラリーの美術のマーケットを知るために最初にギャラリーで扱ってもらって適正価格をつけてもらい、徐々にお客さんやコレクターなどファンを増やしていくやり方が正攻法だと思います。それ以外の道は大抵は遠回りになってしまうでしょう。
 値段の適正価格も知らない、マーケットのことも知らない、どういった流れで知名度が高まっていくか知らない、どう評価されていくか知らない、そしてギャラリー取扱でなければ、アートフェアに出れない。これは痛いと思います。
 そもそも絵にお金を使わない場所で、更に日本で現代美術をやっていくことほどハードルが高いこともないと思いますが。

 そういったこともあって色々と考えることはあります。
 まだ計画だけしてあって実行していませんが、それを実行できれば、なんとかなるのではないかと思っています。
 兎に角、新たなスタートをまたゼロベースから始めるつもりで、楽しんでやって行きま、すー。

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